SEO対策とSEMのスマートシステム

ネットショップ&アフィリエイトのためのSEO対策

Lesson 5. 紙媒体の情報をSEOに活かす

皆さんこんにちは。そろそろ花粉症の季節ですね。弊社では社員の半分以上が花粉症のため、オフィスにレンタル空気清浄機を導入しました。
今回は電通の発表した「2006年の日本の広告費」の話題からになります。

ネット広告でもとくに勢いのある「検索連動」と「モバイル」広告

2月20日、新聞で2006年の日本の広告費に関する記事を読み、電通のサイトをチェックして
みると、ニュースリリース(PDF)が出ていました。以下、ニュースリリースから引用します。

インターネット広告費は3,630億円(うちモバイル広告費390億円、検索連動広告費930億円)、前年比129.3%。

2006年は、インターネット利用者数が人口の66.8%となり、モバイル化、ブロードバンド化がさらに進展した。

ユーザーのブロードバンド化が進むなかで、アメリカの動画投稿サイトであるユーチューブが引き金となりネットでの動画視聴の流れが加速した。GyaO等の動画放送サービスへの広告出稿も増加の傾向にある。

また、SEM(サーチエンジンマーケティング)市場は930億円(前年比157.6%)と他のネットメディア商品にくらべてより拡大の傾向にある。費用対効果を重視する広告主が引き続き出稿を増加させていることに加え、テレビCMからネット接続をうながす手法として従来のURL表示からキーワードを検索まどに入力してネットに接続させる手法が定着しつつあることもSEMの拡大に寄与した。

一方、モバイル広告も、携帯電話の契約数で約9,494万台(2006年12月)と拡大し、飲料、自動車などのナショナルクライアントにおけるマスキャンペーンでの活用が続き390億円(前年比135.4%)の成長を遂げた。

電通のニュースリリース(PDF)より引用―

電通は2007年にネット広告の20%以上の増加を見込み、ネットが雑誌を上回り、テレビ、新聞に次ぐ規模になると予想しているようです。他の媒体と比較しても、ネット広告はとりわけ元気なようです。とくに、検索連動広告の伸び率には注目です。

SEOに関しては、アウンコンサルティング社が市場予測(PDF)を発表しており、2008年には100億円、2010年には121億円に成長するとされています。ネットマーケティングの中でSEOの重要性が今後も増してゆくことは、疑いのないことでしょう。

検索連動広告と並んで勢いのあるのがモバイル広告です。いまや街のあちこちでさまざまな話題のモバイルサイトの広告を見かけます。検索連動広告とモバイル広告、この2つの波にシンクロする広告戦略にモバイルSEO(ケータイSEO)があります。

フルブラウザやイー・モバイルの登場を見ると、最終的にPCサイトとモバイルサイトが共通の仕様になる日も来ることでしょう。PCとモバイルで別サイトを用意しなければならない現在の状況は、面倒くさいことでもありますがチャンスとも言えます。

仕事でPCに親しんでいても、モバイルでネットサーフィンは全くしない、という方も多いと思います。モバイルSEOの第一歩は、まず自分がユーザーになってみることです。あまり利用していない人は、ぜひパケット定額プランを契約して、モバイルの世界を散歩してみることをおすすめします。

私はNTTドコモのユーザーですが、実際に自分で使ってみると、公式メニューにはそれほどアクセスしないことに気付かされます。もともとPCのヘビーユーザーですから、必然的にYahoo!モバイルやGoogle携帯サイトの利用頻度が高くなります。

勝手がわかる、しっくり来るというのが主な理由でしょうか。Google携帯サイトではPCサイトの検索がデフォルトで使えます。モバイルサイトが増えてきたといっても、PC向けサイト数に比べたら情報量ははるかに少ないものです。

Yahoo!モバイルでも一部PCサイトが検索結果に表示されるようになっています。モバイルSEOまで予算が回らなくても、PCに対するSEOがそのままモバイル対策になる場合もあります。

紙媒体の情報をSEOに活かす

R25.jp
http://r25.jp/
「R25」のWebサイト。「経済」「社会」「IT」など、ジャンル別に過去の記事が一覧できる利便性はWeb版ならでは

前述の電通の市場予測で今年は雑誌を抜きそうだというネット広告ですが、以下では紙媒体とSEOについて少し考えてみたいと思います。一口に雑誌といっても、少年漫画から週刊誌まで多岐に渡りますが、今回は「週刊少年サンデー」「R25」で検討してみます。

今週号(原稿執筆時、Vol.12)のサンデーの表紙をめくってみましょう。表紙の裏(表2)は「ハゲレット」DVDの広告になっています。”ハムレットは、「生きるべきか、死ぬべきか」より若ハゲに悩んでいた!?”というユニークなキャッチフレーズです。

雑誌の影響力はテレビに比べれば小さいですが、100万部も発行されていればこの「ハゲレット」からインスピレーションを得る人もいるはずです。

きっとこのDVDに興味を持つ人の中には、本当に若ハゲで悩んでいる方もいるでしょう。そこで育毛業者であれば「若ハゲ」というキーワードでの入札を強化しておく、という手法が考えられるのです。

少し無理があるかもしれませんが、これはあくまで例です。他にもっと上手い広告を打つ方法も考えられますが、ここでは残念ながら申し上げられません。読者の皆さんも柔軟な発想で考えてみて下さい。

同じサンデーの背表紙裏(表3)には、時計の広告が載っています。「欲しい商品があったら、型番をメモしてネットで最安値を探す」という最近の購買者の行動様式を考えると、少し利益が薄くても雑誌で紹介された商品をネットで安く出して販売する、という選択肢が出てきます。楽天など、サイト内検索で価格比較のしやすい場所に店舗を構えていれば、すぐに使える有効な手法です。

次に、「R25」を見てみましょう。この原稿を書いている水曜日はR25の配布日ではありませんが、机の中に2006年12月のものがありました。

なぜ取っておいたかというと、特集記事の中に「滝行」の話題があって暖かくなったら行ってみようと思っていたからです。この記事を目にした当時は私も「滝行」で検索をしました。R25には毎週面白い特集記事があり、思わず検索したくなります。これに便乗してしまうのも1つの方法です。

サンデーで約100万部、R25で60万部ですが、その発行部数をはるかに越えるのが新聞です。新聞広告データアーカイブのサイトに新聞の部数データが載っています。ビジネス用としては、部数の多い新聞を購読すればビジネスチャンスに繋がる記事が掲載された場合に有利でしょう。

前回、今回ともにご紹介したのは他のメディアに対するコバンザメ戦略と言えます。媒体がどのようなものであっても、考え方は同じです。

例えば、前回の提案に絡めて言うと、上の電通の記事では「検索連動広告」という言葉がネット上ではあまりメジャーではない言い回しであることから、前回と同様このようなキーワードでPPC広告を入札するのが有効と考えられます。

意外と、インターネットで仕事を活性化させようと考えても、インターネットの中に答えがない場合も多いです。テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、その他様々なメディアが取り上げるものの中で、まだインターネット上であまり広まっていないものを狙う必要があります。

広告やタイアップ記事に便乗するのも手ですが、経済と無関係な、純粋に面白いと感じられる話題やコンテンツから真のビジネスチャンスが得られるように思います。

2006/02/27  執筆:田村昌士

INTERNET Watchより転載
http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/seolesson/2007/02/27/

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