SEO対策とSEMのスマートシステム

ネットショップ&アフィリエイトのためのSEO対策

Lesson 11. 今後のパーソナライズドSEOを有利にするために、現在のSEOが重要

皆さんこんにちは。ボートというのはカップルが乗るもの、というイメージがありますが、考え事をしたい時に1人で乗るのも意外と良いものです。

被リンクはサイトの信用を示すバロメーター

Googleツールバーの設定画面。
[詳細]タブをクリックして、「詳細」ボタンの下の「PageRankおよびページ情報」のチェックボックスをオンにすると(初期設定はオフ)、現在閲覧中のページランクが常に表示される

今回はまず、基本中の基本である被リンクについて、考えてみたいと思います。

Googleのシステムは、他サイトからのリンクをそのサイトへの支持投票と見做し、スコアリングをするという基本アルゴリズムを備えています。

そして、支持投票とみなされるリンクも、多数のサイトから支持されている(リンクされている)サイトであれば、その投票効果はより高くなると言われています。

SEOをする時、皆さんどうにかしてリンクをかき集めようとしますね。自分のサイトにリンクをされたい、なるべくページランクの高いサイトからリンクをされたい。大抵の方はここで思考が止まってしまうのですが、突き詰めて考えると、面白いことに気付きます。

自分のサイトにリンクを張った、そのサイトもまたリンクをされている必要がある、ではその先は? その先のサイトも他サイトからリンクを張られていて、そのまた先もリンクをされている必要があることになります。では、その大元はどこにあるのでしょうか?

実は、Googleといえど、いくつかのページは人がチェックしています。主要なサイトをチェックして質が高いと思われるものを基点とし、それを種としてスコアリングを行なっているのです。このアルゴリズムをTrust Rankと呼びます。

さて、SEO的な立場からすると、この「種」と思われるサイトを推測するのがミソです。

「種」としてまず思いつくのは、優良なコンテンツを抱える大ポータルです。Yahoo!、楽天市場、GOO、INFOSEEK、EXCITE、LIVEDOORなどなど。他にも日経や毎日など各新聞社のネットポータルであるとか、有名企業や大学のサイトなどもこれに当たるでしょう。

これらのサイトから直リンクを貰うのは、はっきり言って困難です。しかし、ここで諦めてはいけません。これらのサイトの発リンクを辿って行くのです。1クリック、2クリック、クリック数は少ない方が良いでしょう。クリックして行くと、いずれは相互リンクを募集しているようなページにぶつかります。ここにリンクを申し込むのです。

先日もYahoo!やGoogleの順位変動がありましたが、一時的に順位が下がったとしても「信用」という価値観にしがみついていれば、中期的には盛り返すことができるはずです。

この「信用を辿る」という作業は非常に根気のいるものですが、時間のある方はぜひトライしてみてください。

「iGoogle占い」で自分を知る

iGoogleで新しいタブを作成する際に、タブ名を「Recommendations」にして「I'm Feeling Lucky」にチェックを入れると、オススメのガジェットが登録されたパーソナライズド・タブを勝手に生成してくれる

iGoogleのガジェットコンテストが、応募締切を迎えました。私は時間がなく結局応募できなかったのですが、手の込んだものから投げやりなものまで、見ていると面白いです。

さて、iGoogleですが、面白い機能を1つご紹介いたします。

新しいタブを作成する際にタブ名を「Recommendations」そして「I'm Feeling Lucky」にチェックを入れると、オススメのガジェットが登録されたパーソナライズド・タブを勝手に生成してくれます。

試しに私のものをやってみると……。

SEO関連のガジェットが出たり、海外のアマチュアギタリストによるスーパーテクニックの動画が表示されたり、よく飲みに行く居酒屋さんの名前がリストアップされたりします。

占いというのは、自分がどういう人間かを知るために見てもらうという面があります。そう考えるとこれも1つの占いと言えるでしょう。iGoogle占い、面白いのでぜひお試しください。

アカウント共有にご用心

さて、このように便利なGoogleのサービスですが、セキュリティに関する問題も抱えています。この問題は、1つのアカウントを複数人で使う場合などに発生します。

Googleのアカウントは、ワンストップにさまざまなサービスを利用できるので便利ですが、一方で地雷も存在します。それが、先日も紹介した「ウェブ履歴」です。これがONになっていると、アカウントを利用する人々がログインしている間に検索した内容を、他の人に見られてしまいます。

検索履歴というのは厳重なプライバシーです。仕事中とはいえ、これを他人に知られてはたまったものではありません。

経営者であれば、従業員が仕事中に遊んでいないかを知るツールとなり得るかもしれませんが、あまり良い趣味とは言えないでしょう。

Googleのパーソナライズド機能そのものを何かビジネスに結び付けようとした時に、上のような問題から大企業であるよりは個人事業主の方がその強みを発揮しそうです。

インターネット技術の進歩は、大企業に出来ることと、個人事業主に出来ること、それぞれの棲み分けを進めてゆくように感じられます。経済規模で後者が前者に勝つことはありませんが、ROIという視点から見るのであれば個人事業主という体裁をとった方が賢い場合も出てくるでしょう。

良い大学を出て、良い会社に勤めて、という価値観は崩壊しつつありますが「パーソナライズド」というインターネット上の流れは、最終的に人の人生を真の意味でパーソナライズドするための道のりなのかもしれません。

iGoogleの検索結果はすでにパーソナライズされている?

最近は自動で毎日の順位を計測してくれるツールもありますが、自サイトの対象ワードを毎日手作業でチェックされている方も多いと思います。

iGoogleを使っている方で、最近自サイトの検索順位が調子良いという方はいませんか? iGoogleでは、よく調べる検索語の、よくクリックされるサイトをより上位に表示するというアルゴリズムを導入したようです。試しに、iGoogleからログアウトして再検索してみて下さい。多くの方がログインしていた時より順位が下がると思いますが、これが真実の検索順位です。

ここにもまた、将来のアクセスアップを実現するためのヒントが隠されています。検索エンジンはユーザーから検索経由で何度もクリックされるようなコンテンツを優遇するということがわかります。こうした条件をクリアするのはなかなか困難ではありますが、もっとも簡単なのは「xxで検索してアクセス」という旧来からの手法でしょう。

要するに、パーソナライズドSEOを有利にするためにも、今まで通りのSEOが重要だと言えるのです。来たるパーソナライズド時代で先行者利益を得るためにも、今SEOで順位が上がっていることが大切です。

2007/10/22  執筆:田村昌士

INTERNET Watchより転載
http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/seolesson/2007/10/22/

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